シビック庵でのお稽古の様子をお伝えします。
紅葉のふわふわ絨毯に、心躍るこの頃でございます。炉の季節になりました。
改まった季節にふさわしく、大勢の方がお見えになり、楽しいお席になりました。3名の体験者には、襖の開け方、茶室の入り方や歩き方、床の間の拝見の仕方、お茶やお菓子のいただき方等、学んで頂きました。
今日が3回目の方には、お道具を運ぶ練習をして頂きました。姿勢の良い方ですが、所作がよりきれいになられたようで嬉しく思いました。1年前に入会なさった方も、お茶が身についていらして、頼もしく思いました。
花は、美男蔓と嵯峨菊。美男蔓は、茎の皮をむいて水につけておくと、ねばねばする液が出て、昔、整髪料として使った事から名付けられたそうです。つやつやした赤い実は、鹿の子のお菓子のようですが、今年は暑かった為か実が小さく、いびつです。
お菓子は「山茶花」、はらやま製です。
12月はお休みで、次回は1月22日第四火曜です。
一服のお茶に心癒されたい方、お茶の話に耳を傾けたい方々も歓迎です。どうぞお気軽にお出かけ下さい。
皆様、良いお年をお迎え下さいませ。
すだく虫の声もいつの間にかしずかになり、秋の冷たい風や木の葉の色づきに季節がすすんでいくのを感じます。
11月には炉に改まります。風炉を名残りながらのお稽古です。
お稽古は割り稽古が進み、今日は茶巾の扱いや茶盌拭きをいたしました。お稽古を始められた生徒さんが自作のお茶盌をお持ちになり、驚きと共にとても嬉しく愉しいひとときになりました。
お花は籠に、薄、秋明菊、ホトトギス、ぬばたま、秋海棠。菓子は初紅葉はらやま製。
11月は29日木曜日、今年最後のお稽古になります。どうぞお気軽にお出かけくださいませ。
朝夕は涼しく大分凌ぎやすくなり、秋の気配が感じられます。草花が秋雨に潤い、籠に活けるお花も数多くあり、風にたなびく薄の穂や、どこからかただよう金木犀の香りにも秋を感じます。
今月はお茶が初めてとおっしゃる見学の方が、体験の方とご一緒に、興味深いご様子でお稽古をご覧になりました。
床「大道透長安」、お花は籠に、薄・赤花萩・赤地利蕎麦。菓子玉菊はらやま製。
10月は第四火曜日、11月は第五木曜日を予定してます。どうぞお気軽にお出かけくださいませ。
災害の多い日本、台風や大地震の被害に逢われた方々にお見舞い申し上げます。これ以上の災害がありませんよぅにと祈るばかりで御座います。
今月は以前お茶をなさっていらしたお二人が、お見えになりました。さすがに立ち居振る舞いの美しい方々で、和やかなお稽古でした。
日本には道と付く根付いた伝統文化があります。道を学ぶのが稽古で、人と人の結びつきが大切です。たしなみを身に付ける事を、心がけたいと思います。
床の「和敬清寂」が全てに通じていると思います。
花は秋明菊を籠に。菓子銘桔梗、豊島屋製。
9月は第三火曜日、10月は第四火曜日を予定しております。どうぞお気軽にお出かけ下さいませ。
豪雨で被災なさった方々、台風で被害にあわれた方々に、心よりお見舞い申し上げます。
盛夏のシビック庵の掛け軸は「日々是好日」、お花は籠に小ぶりのやぶ茗荷と秋海棠をいけました。
やぶ茗荷は、葉が茗荷の葉に似ている事から名付けられ、白い小花が上の方に咲き、秋の黒い実も茶人に好まれます。
秋海棠は、春に咲く海棠の花に似ている事から、又は花の色が似ている事から、秋(に咲く)海棠と名付けられた、と言われています。
桃色の花にハートの形をした葉が愛らしく、鎌倉では7月から10月まで咲きます。「秋海棠、西瓜の色に咲きにけり」(松尾芭蕉)、俳句では秋の季語です。
お菓子は「水牡丹」鶴屋吉信製でした。
8月は第四火曜の28日、9月は第三火曜の18日を予定しております。
どうぞお気軽にお出かけ下さいませ。
「ホー、ホー、ホタル来い」椿山荘等の催し以外、都心では蛍の姿を見る事が出来にくいこの頃です。今日のお菓子の銘は<蛍>「千葉や鎌倉では6月の夕方、川辺で見かける事が出来ます」等、会話が弾みました。
会員になられた方には、茶筅の扱いを割り稽古して頂きました。その他に、拝見の道具をお客様にお出しする、半東さんの代わりをして頂きました。今日で6回目、所作が慣れていらっしゃいました。
体験にお見えの方は、お席の入り方や、床の間の拝見の仕方や歩き方、お茶やお菓子の頂き方等、学んで頂きました。お席を楽しんで頂けたら、嬉しいです。
茶道は、お席の室礼や御道具類やお菓子等で季節を感じる事が出来ます。毎回新しい発見があり一期一会、学ぶことが多いです。
シビック庵は、区の施設で多くの道具類はお借りしていますが、当流らしい室礼や道具組を心がけております。お席に一歩入ると、楚々とした中に凛とした空気が流れていて、一服のお茶に心が癒されます。
掛け軸は「大道透長安」お花は、ギボウシ、弟切草、やぶ茗荷を籠に入れました。
次回は7月31日第五火曜日、8月は28日第四火曜日です。どうぞお気軽にお出かけ下さいませ。
紫陽花も夏日のような気温に、もう色付いてきました。最近は多彩な色の紫陽花を花屋の店頭で見かけま
す。
花言葉は「移り気」、いろいろな色に変化するからでしょうか?「家族団欒」という花言葉も広まり、母の
日の贈り物や結婚式のブーケなどにも使われるそうですが、茶席の床には小振りな山紫陽花が映えます。
床「和敬清寂」、花は夏椿、鳥足升麻。菓子は紫陽花、茶房はら山製でした。
新しく会員になられた方は袱紗の扱いと、お茶会に招かれた席での作法もお知りになりたいと、お道具の
拝見の仕方をお稽古されました。
シビック庵はお茶のお点前をなさりたい方だけではなく、お茶のお話をお聞きになりたい方、お茶とお菓子
で一服なさりたい方等を歓迎しております。お茶の心を感じて頂ける教室になるよう願っております。
次回は6月26日第四火曜日、7月31日第五火曜日です。
山や庭の木々が新緑に輝いてみえ、心が洗われます。
一盌のお薄も新緑の色なのに気付き、一服頂くと体が活性しました。昔、お茶は薬として飲まれていた事にうなずけます。
百花撩乱、今年の花は何もかも咲き急いでいるように思います。
ホームページからお申し込みの受講生の方は、殿方がお持ちになる紫の袱紗をお揃えになる前に、とりあえず赤い袱紗で扱いと、お茶筅の振り方を熱心にお稽古されました。
床「大道透長安」、花は令法と都忘れ、菓子は花菖蒲・茶房はら山製でした。
シビック庵はお茶のお点前をなさりたい方だけではなく、お茶のお話をお聞きになりたい方、お茶とお菓子で一服なさりたい方等歓迎しております。
お茶の心を感じて頂ける教室になるよう願っております。
次回は5月22日第四火曜日です。
お気軽にお出かけくださいませ。
日毎に暖かさを増し春本番と思っていたら今週都内は夏のような日もありました。桜も満開お花見日和です。
今月のシビック庵はホームページからお申し込みのご体験者がいらっしゃいました。またご体験を経てお稽古を始めた方は初めてお茶を点てました。一心に茶筅をふる姿勢に一同 心が洗われたひとときでした。次回も楽しみです。
お菓子は桜吹雪、菓房 はら山のお詰めです。
シビック庵は、お茶のお点前をなさりたい方だけでなくお茶のお話しをお聞きになりたい方、お茶とお菓子で一服なさりたい方等歓迎しております。
お茶の心を感じて頂ける教室になるよう、願っております。
次回は4月27日第四金曜日になります。
5月は22日第四火曜日です。
お気軽におでかけくださいませ。
お寒いながらも陽ざしも長くなり、春の足音の聞こえるこの頃です。
2月は、昨年体験にお見えになられた方が受講生となられ、今回初めて体験なさる方もいらして、楽しいお席になりました。受講生になられた2度目の方には復習の後、新たに「お茶やお菓子のお運び」と「拝見に出されたお道具類の戻し方」等を学んで頂きました。
掛物は「日々是好日」、広間に白梅と藪椿、小間に茶筅梅と太郎冠者椿、主菓子は「福寿草」鎌倉美鈴製、差し入れの干菓子や金平糖に筒茶碗での一服と、外は寒いながらもホッコリしたお席でした。季節の筒茶盌は、茶筅や茶巾の扱いが普通のお茶盌と扱いが違いますが冷めにくいので、おいしくお茶が頂けます。
北大路廬山人の登り窯を受継いだ陶芸家・河村喜史氏・基中窯が、3月の講習会で<陶芸の話>を講演下さいます。学んだ事をシビック庵で、お伝え出来たらと思っております。
シビック庵は、お茶のお点前をなさりたい方だけでなく、所作を綺麗になさりたい方、和のしつらいを学びたい方等、色々な方がお見えになります。お仕事等から解放され一服なさりたい方もお見え下さっております。どうぞお気軽におでかけ下さいませ。
松の内も過ぎ、お正月気分も薄れた頃、今年初めてのお稽古でした。
今年は戌年、犬は1万年以上前から人間とかかわりがあり、今はペットとして癒やされる存在でもあります。
人は又温かい一服のお抹茶に癒やされます。
梅の木の固い蕾が多いなか、二輪微笑むように咲きました。もう春は近いようです。
菓子は「干支」鎌倉豊島屋詰でした。
次回は2月22日第四木曜日です。お気軽におでかけくださいませ。